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2010年03月03日

飼育管理

『思想地図』(NHKブックス別巻)におもしろい話がありました。
村上隆氏へのインタビュー記事の中で氏がクワガタムシの話をしています。

それによると野生のオオクワガタの大きさは、これまで70ミリが臨界点とされてきました。
が、ここ15年程、限界突破が次々と起こっている。理由は徹底した飼育管理。
クワガタの幼虫は朽ち木を食べるそうなんですが、ある人が調べていくとその朽ち木につく
ある特定のキノコの菌がどうもクワガタを大きくしているということを発見。
で、その菌を培養して食べさせ、温度や脱皮のスピードなんかも管理した結果、今では80ミリ
を超える個体も出現するのではないかといわれているそうです。

へぇーなんかすごいねぇって感じなんですが(笑)、アーティストの村上氏がなんでこんな話
をしているのかが気になりますよね。

この話しが出て来たのは
「日本では芸術(や芸術家)が育たないのではないか?」「大きくなるには西欧での飼育管理
がないとダメなのでは?」といった話しの流れから例えて語られています。

はたしてそうなのか?
でも西欧に比べたら日本の環境では「80ミリ超え」が育たないって、
なんだかわかるような、そんなふうなこと思いません(笑)?

いや、そんなことないのかな?
皆さんどう思われますか?

そういえば、日本には文化はあるが文明はないって書いてたの誰でしたっけ?
荒川修作?柄谷行人?

ま、いっか(笑)。

ちなみに村上氏自身は
「オタクの菌糸を喰って、西欧の飼育管理環境で育てられた」そうです(笑)。



Posted by +0 atelier at 16:29│Comments(0)
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