京つう

住まい・建築  |右京区

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2007年07月06日

カギの話

海外から見た日本の「カギ」の話し。

カギといっても私たちは見慣れていてなんとも
思わない訳ですが、よく門扉やトイレブースに
使われる、クルッとまわして引っ掛けるだけの
カギが日本にはたくさんある。

アメリカなんかだと、防犯を意識してか、カギは小さく、
どういう仕組みでかかっているかわからない。
けれど小さくするのに無理があるのか、たいてい壊れていて、
二つ目、三つ目とカギが追加されている。

この話しを教えてくれた彼曰く、
どうしてもなくせないものは小さくするのではなく、逆に見せて、
それをデザインする道がある。
その昔オーディオアンプのヒートシンクを小さくできないからと
外にだしてデザインしたところ、「クール!」とそれまでの価値観が
変わってしまったとか、そんなふうなことを例えて教えてくれました。

かたがトイレのカギ。
けれどそんなところにも文化の違いが出るのかもしれません。

あれ?ちょっと待てよ。日本は何でも小さく、精巧につくるのが
得意なんじゃなかったっけ。
いやいや、いかにもというそのカギのスタイルこそ、「結界」意識の
なごりなのかもしれません。

(写真:+0 atelier)カギの話



Posted by +0 atelier at 23:15│Comments(0)
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