京つう

  住まい・建築  |  右京区

新規登録ログインヘルプ


2007年07月24日

消防署の話

仕事柄、たまに消防署へ打ち合わせにいきます。
設計事務所がなんで消防署に行くのかと思う人もいるでしょう。

いわば事前確認でして、建物に付ける消防用設備の種類や、位置、
火事がおきた時はこの窓から入れます、とか、避難経路はここです、
とか、そんなふうなことをあらかじめ確認しておく訳です。

で、窓口で打ち合わせしている間も、時折、館内に
「隊員の人はどこどこへ出動しなさい」
みたいな緊急放送が入ります。

当然、出動する係の人と、打ち合わせや事務手続きをする係の人は
わかれているのですが、新卒のころ、はじめての消防打ち合わせでこの放送が入った時、
この目の前にいる人は出動しなくていいのだろうかと心配になり、
「明日もう一度来た方がいいでしょうか」
と聞き、恥ずかしい思いをしたことがあります。

建物の僅かな面積の差や、窓の数なんかで付けなければいけない消防用設備が
増えたり減ったりするのですが、ぎりぎりで不要となる設備がある時なんかは、
「法令では確かに不要ですが、つけてもらえませんか?」
と指導(おねがい?)されることもある。

設備はそのままコストへ跳ね返る。
しかも私のお金じゃなく、建築主のお金である。
ましてや、ぎりぎりといっても、「不要」と定められた法文もある。

けれど、新卒の私に先輩が教えてくれたことがある。

「あいつらはほんまに火の中へ入りよる。
 仕事とはいえ、命がけや。しかも人を救うためや。
 多少のことは聞いたれ。」

まったくその通り。
法令は最低の基準。ましてや金額の問題でもない。
もちろん「過剰設計」にはならないように調整しますが
建築主を説得するのも仕事なんだなぁと素朴に感じていたのでした。

事故なんかで、灯油みたいな危険な油が道にこぼれた時なんかも
処理のため出動されるそうです。
たいへんなお仕事ですね。

(話に見合った写真がないので、うるめちゃんでご勘弁を。)



Posted by +0 atelier at 18:30│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。