2007年09月23日
毒物宅配
もう何年も前のことだと思いますが、こんな事件を覚えていますか?
「宅配便で送られて来た青酸カリを飲んで、女性が自殺」
HPで自殺願望者の「相談」(どういった内容かわかりませんが)を受けていた男性が、
口座に代金を振り込んだ相手に、実際に青酸カリを郵送し、
上記の女性はそれを飲んで自殺したというものです。
加害者、被害者の区別が、ある意味わかりにくいのですが、
自殺が目的とわかっていて青酸カリを送ったのなら、
どちらが加害者なのかが、ちょっと見えてきます。
けれど、代金を振り込んだ男女7人の内、
実際にその青酸カリで自殺したのは上記の女性1人のみでした。
ある女性は飲もうとした瞬間、父に止められ、一命をとりとめた。
ある男性にも毒が送られていたが、母が本人に渡さず、保管していた。
そして、ある主婦は、「生きるための『お守り』」として大事にもっていたという。
(ドクター・キリコの「誤配」より)
手紙には必ず「誤配」という可能性がつきまといます。
けれど、この事件の場合、一体どれが「誤配」だったのか。
また、HPで行われていた「相談」とは何だったのか。
どのような言葉が交わされていたのか、そんなふうなことを考えてしまいます。
ソクラテスはこんなことも言っているそうです。
「書かれた言葉は、それを理解する人々のところであろうとも、まったく不適当な
人々のところであろうとも、おかまいなしに転々とめぐり歩く」
(平安神宮の鳥居)
「宅配便で送られて来た青酸カリを飲んで、女性が自殺」
HPで自殺願望者の「相談」(どういった内容かわかりませんが)を受けていた男性が、
口座に代金を振り込んだ相手に、実際に青酸カリを郵送し、
上記の女性はそれを飲んで自殺したというものです。
加害者、被害者の区別が、ある意味わかりにくいのですが、
自殺が目的とわかっていて青酸カリを送ったのなら、
どちらが加害者なのかが、ちょっと見えてきます。
けれど、代金を振り込んだ男女7人の内、
実際にその青酸カリで自殺したのは上記の女性1人のみでした。
ある女性は飲もうとした瞬間、父に止められ、一命をとりとめた。
ある男性にも毒が送られていたが、母が本人に渡さず、保管していた。
そして、ある主婦は、「生きるための『お守り』」として大事にもっていたという。
(ドクター・キリコの「誤配」より)
手紙には必ず「誤配」という可能性がつきまといます。
けれど、この事件の場合、一体どれが「誤配」だったのか。
また、HPで行われていた「相談」とは何だったのか。
どのような言葉が交わされていたのか、そんなふうなことを考えてしまいます。
ソクラテスはこんなことも言っているそうです。
「書かれた言葉は、それを理解する人々のところであろうとも、まったく不適当な
人々のところであろうとも、おかまいなしに転々とめぐり歩く」
(平安神宮の鳥居)
Posted by +0 atelier at 18:30│Comments(2)
この記事へのコメント
>ソクラテスはこんなことも言っているそうです。
「書かれた言葉は、それを理解する人々のところであろうとも、まったく不適当な
人々のところであろうとも、おかまいなしに転々とめぐり歩く」
確かに、そうですね。怖いなぁ。僕の文章はコラムというよりは詩に近い感覚的な文章だなんて、そんなふうなことを思っているので、自分の事として捉えても怖い格言です。
悪い方に誤解、曲解されてしまうのはホント怖いですね。良い方に勘違いしてもらうのはオッケーですけど。
「書かれた言葉は、それを理解する人々のところであろうとも、まったく不適当な
人々のところであろうとも、おかまいなしに転々とめぐり歩く」
確かに、そうですね。怖いなぁ。僕の文章はコラムというよりは詩に近い感覚的な文章だなんて、そんなふうなことを思っているので、自分の事として捉えても怖い格言です。
悪い方に誤解、曲解されてしまうのはホント怖いですね。良い方に勘違いしてもらうのはオッケーですけど。
Posted by のり at 2007年09月24日 21:08
のりさん、こんにちは。
私は(あるいはのりさんも?)、あきらめではないですけど、
誤解なんかがあるほうが自然なのかなぁなんて思ってます。
書かれた言葉は届いていないということになってしまいますが、
「なんでそんな理解になるの?」
なんてところから、自分が見えたりすることがありますもんね。
でも、言われる様に、「悪い方」=「悪意のある方」の場合は
ちょっと怖いというか、困ってしまいますね。
しかたないですけど。
のりさんのコラムは楽しみにしていますので、
バンバン更新してくださいね!
私は(あるいはのりさんも?)、あきらめではないですけど、
誤解なんかがあるほうが自然なのかなぁなんて思ってます。
書かれた言葉は届いていないということになってしまいますが、
「なんでそんな理解になるの?」
なんてところから、自分が見えたりすることがありますもんね。
でも、言われる様に、「悪い方」=「悪意のある方」の場合は
ちょっと怖いというか、困ってしまいますね。
しかたないですけど。
のりさんのコラムは楽しみにしていますので、
バンバン更新してくださいね!
Posted by +0 atelier at 2007年09月25日 10:48