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2007年10月03日

多数決

先日、行政(いや、裁判所かな?)が作った裁判員制度のPRビデオをテレビで見ました。

テレビ側で抜粋したシーンだけでしたが、
登場した裁判官が、一般の人から選ばれた裁判員にこんなセリフを言ってました。

「われわれの一票の重さは皆同じです」

最後に決める時は多数決なんだからあたりまえやん、と思ったあなた、
いえいえ、どうも違うみたいですよ。

約2年後に導入される裁判員制度。
普通の裁判3人と、一般の人から選ばれた裁判6人の、
合計9人で、話し合い、有罪/無罪や量刑などを決めます。
日本ではこれを9人の「多数決」で決めます。

ですがこの多数決、最低一人は裁判が賛成していないと適用されないというのです。

つまり一般の人から選ばれた裁判員だけが無罪(あるいは有罪)に手を上げても、
認められません。

ね、裁判官と裁判員の一票の重さは違うでしょ?
これって多数決っていうのかなぁ。
「じゃあ、やる意味ないやん」って、単純にそんなふうなこと思いません?

逆にその方がいいよという意見もあります。理由はこうです。
それくらいにしておかないと、今の日本人のレベルでは、事件の難しい内容も
理解できないだろうし、感情に流されて、めんどくさがって、なんでもかんでも
死刑判決になったら困る、というもの。

でもね、それだったらそれで、やっぱりやる意味ないよね。

(手を上げてみましたが、意味無し! 9月7日の記事も読んでね!)
多数決



Posted by +0 atelier at 18:30│Comments(0)
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