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2007年10月13日

ダヴィンチ

生物学者 ジェイコブ・ブロノフスキーによると、
人類の科学的な知恵の原点は、原始時代、野獣を確実に仕留める石のやじりで、
人類の芸術的な意識の原点は、その野獣を仕留めるために、洞窟の壁に描いたイメージ、
だということです。

科学も芸術も、原点は「生存」のための知恵であるということでしょうか?

一方で、こんな考え方もあります。
「科学も芸術も、18世紀から19世紀にかけて生まれてきた概念である」
どういうことか?

それまでは音楽も絵画も「芸術」ではなかった。
画家は「芸術家」ではなく、「職人」とよばれていたし、
科学者と呼ばれるものが社会の中で明確化するのもこの時期であると。

なるほどそれなら、15世紀に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチのことを
芸術家とも科学者とも呼ばず、なんと呼べばいいのか?
そんなふうなことも言われそうなわけですが、

でもとにかく、この説でいけば、芸儒家とか科学者という言い方自体、
その活動をひとりの作家が担うという意味なわけですから、
科学も芸術も近代的なものなんですね。

原始時代から近代まで。
どちらがどうとは言えませんが、
「生存のための知恵」が通る、シンプルな集団社会から、
「ひとりの作家が担う」という、個人の複雑な社会へと、
そんな流れも見えますね。



Posted by +0 atelier at 18:30│Comments(0)
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