京つう

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2008年11月06日

対称性の破れ

「完全に対称的な状態というのは、
 美しくはあるかもしれないけど情報量がないんです。」
               (AXIS vol.63 北野宏明)

この北野宏明という人、人工知能の研究で世界的な賞をとっているという
なんだかすごい人。ウィキペディアでみると科学者だそうです。

インタビュアーに「ご自身の研究に美的な要素や感情のエレメントが
入ることがありますか?」と聞かれた時のコメントでした。

曰く、対称性の破れが重要だそうです。
宇宙ができた時も、高温で対称的な状態から冷えて非対称になり、
それでいろんな粒子ができて多様性がうまれたとかそんなふうなことでした。

対称性は美しいけどそこに破れがないと多様性はうまれないってなんだか
たくさんの事を暗示しているような、いい言葉だと思いません?

その多様性とどうつき合うかはまた難しい話なんでしょうけど(笑)、
いや、これはまた別の話ですね。

美と破れ、多様性と閉じた対称性。
うーん、詩的。

(photo by jam.jam)



Posted by +0 atelier at 12:30│Comments(2)
この記事へのコメント
「対称性の破れ」
って、日本美術そのものですね!

西洋美術も中国美術も、中国美術に影響を受けた朝鮮美術(一部違います)も「対称性の美」ですが、日本美術は「非対称性の美」です。
『作庭記』にも「非対称の美」について書いてあります。

生け花とフラワーアレンジメントの違いもそうですね。

わたしは、インテリアは「対称性の美」に安らぎを感じますが、
その中に一点「破調の美」を置いています。

茶道をたしなまれる奥様は、いかが考えておられるでしょうか?
Posted by waysea at 2009年04月25日 22:23
wayseaさまは何か美術関係のお仕事をされているのでしょうか?

なるほど非対称は日本美術的ですね。
ということは、上の記事で「美的な要素」を聞かれた北野宏明という
人が「対象性の破れ」と答えてるあたりは、実に日本人的ということになるんでしょうね。
私もどちらかというと対称を避ける方なので日本人的?(笑)

その点、wayseaさまは一度対称性の「コスモス」をつくっておいて、
あえてそれを「壊す」(破調)わけですから複雑ですね(笑)。
でもその感覚、非常にわかります!

ちなみに家内はおそらく「無心」(そういう状態があればということですが)から生み出すタイプなのでどう考えるんでしょうね?
今度聞いておきます(笑)。
Posted by +0 atelier+0 atelier at 2009年04月26日 13:25
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