京つう

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2009年01月30日

くちばし

「カラスが築いた文明があったとして、進化した生物は
 すべからく鋭いくちばしを持つ、というようなものね」
          (「虐殺器官」伊藤計劃 早川書房より)

先日読んだSFです。
主人公はターゲットの愛人と会話を楽しんでいる。
生物が進化すればすべからく言葉を持つようになると考えるのは
人間の思い上がり。
そんなふうなことを例えた愛人のセリフです。

なんかかっこよくないですか(笑)?

思考は言語に規定されるのか、
それとも言語は思考の一部にしかすぎないのか?

物語の中の愛人は後者であるとして、言葉は人の「器官」であるといいます。
たしかに言葉自体を普段は意識しないですもんね。

そこで、先日のユリイカ 総特集「初音ミク」(青土社)を思い出しました(笑)。

皆さんボーカロイドって知ってます?
音楽ソフト(?)なんですが、言葉を打ち込むとその通り人工音声で歌ってくれます。
有名なのが「初音ミク」。
で、その打ち込みをすると気付くそうです。
「知ってる」の小さな「っ」が「無音」だということに。
ですから「しって」ではなく「し(無音)て」と打ち込むそうです(笑)。

その他にも人が普段話したり歌ったりする時には同じ言葉でも
非常に多くの微妙な変化を無意識におこなっていることに気付くそうです。

うーん、たしかに無意識の度合いは「器官級」かもね(!?)。

(新築作品、竣工しました!HPも是非!撮影:平井美行)




Posted by +0 atelier at 18:04│Comments(0)
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