京つう

住まい・建築  |右京区

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2007年11月29日

2種類。

虫歯、ありますか?

何を思い出させるの!せっかく忘れてたのに!
と怒られるかもしれませんね(笑)。
誰だって歯医者さんには行きたくないものです。

最先端の歯科技術はまったく痛みをともなわないといいます。
でも保険もきかないらしいです。
やっぱり歯医者といえば「キュイーン、ガリガリガリ・・・!」の恐怖の世界。

で、あのドリル、切削器というそうですが、
一般には2種類のドリルを使い分けてるそうです。(今は違うのかな?)

ひとつはエアータービン式。
高圧エアーでダイヤモンド製の刃を回転させます。
もうひとつはマイクロエンジンタイプ。
従来通りモーターで刃を回転させます。

なぜ使い分けるのか。
それは回転数の違い。
エアータービンは毎分40万回転。あなたの歯をズバッと削ります。
怖っ。
そして仕上げはマイクロエンジンタイプ。
こちらは毎分30回転から20万回転の無段階変則で細かな作業に有効、
そんなふうなことだそうです。

そんなのどうでもいいよ、痛いし怖いし、逆にたった2種類かよ。

ごもっとも。
でもね、痛くないうちに行くのがいいみたいですよ。
ごまかしてないで、ささっ。

あの豪華なイスで恐怖に打ちのめられそうになったら、
この記事を思い出してね(笑)。

(アーケードのテントの写真。なんか虫歯っぽいでしょ。)
  


Posted by +0 atelier at 19:01Comments(0)

2007年11月28日

四角。

これ、ちょっとお気に入りの写真。


たわいのない田んぼの写真ですが、
ずいぶんと前に吉野山へ行った時のもので、
まだ「写真が趣味です」と言えたころのもの。

先日の大そうじで大量に未整理の写真が出て来て、
その中に混じってました。

さて、魚眼レンズは別ですが、
カメラのレンズは丸いのに、写真が四角いのはなぜだか知ってます?

答えは単純。
丸い画像をフレームで四角く切っているから。

なーんだ、なんて言われそうですけど(笑)、
これを意識している人って意外と少ないみたいですよ。

切り取る前の像はつねに存在しているのに、それを見ることはない。
切られる前の本当の像を見てみたい、そんなふうなこと思いません?

この写真だって本当は丸かったはず。
きっと全然ちがう世界なんだろうなぁ。  


Posted by +0 atelier at 18:35Comments(0)

2007年11月27日

食べる?

ちょっと怖いというか、複雑なおはなし。
知ってる人もいるかな?

1972年、南米のサッカーチームを乗せた飛行機が
アンデス山脈に墜落。
食料のない雪山で生き残った乗客たちはどうしたと思いますか?

実は、死んでいった人の肉を食べて、結局何人かは生還したそうです。

ううっ。

で、生きるためとはいえ、人を食べるというショッキングなこの事件に大騒ぎ。

結局、先に死んでいく人たちが、

「自分が死んだら食べて」

と言ったとかいう話が美談にもなっておさまったとか、
そんなふうなことでした。
(「人を食った世界劇場」高山宏より)

生きるってなんなんですかね。

皆さんならどうします?
って、考えたくもないですね(笑)。


キリストは最後の晩餐で言いました。

「きみたち、私の体をパンとし、わが血を葡萄酒として飲みなさい」

いえ、お気遣いなく・・・。
なんちゃって。

  


Posted by +0 atelier at 18:30Comments(5)

2007年11月26日

テレパシー

「母さん、お茶。」
「今いれてますよ。」

これをテレパシーと呼ぶかは意見のわかれるところ(笑)ですが、
皆さんは信じます?テレパシー。

フロイトが無意識の概念を作ったときに苦労したことの一つが、
テレパシーを信じる人たちを刺激してしまったことだそうです。
(「サイバースペースの感応する原父」新宮一成より)

テレパシーを信じる人たちからフロイトの所へたくさんの手紙が届いたそうです。

精神分析はいわば自分の過去とのコミュニケーション。
けれど、自分の過去と通じ合うといっても、それは直接ではなく、
あくまで他人を介してのこと、というのが原則。

そこで、自分の過去との関係を、他人との関係から回復するという「回線」が、
他人とのコミュニケーションというテレパシーの「回線」と
重なるように見えたからとか、そんなふうなことだそうです。

で、フロイトはどう返事をしたのか?

「知らない」

一貫してこの立場を貫いたそうです。
肯定でも否定でも「わからない」でもなく、「知らない」。
たしかにこれが一番論理的な答えなのかもしれませんね。

さて、そろそろ熱いお茶がほしいんだけど、
テレパシー送ってみますか(?!)。

(「・・・。」)
  


Posted by +0 atelier at 18:30Comments(3)

2007年11月24日

大そうじ

ちょっと訳あって昨日から大そうじ。
今日はうるめちゃんがビリビリに破いた床の間の障子をはりかえ。

うちの床の間は半間の小さなものですが、
東向きの左明かり。

私が茶室設計時のバイブル(?!)にしている本、
「茶室建築の実際」(理工学社)によると、
名席61席の統計で、床の間の向きはやはり南向きが一番多く、
次いで東向き。
明りは、右明かりがよいという説があるものの、
さっきの統計ではむしろ左明りが多いとか、そんなふうなことでした。
とはいえ、上座床と下座床でまた変わるのですが。

さて、なんのきなしに障子をはって、
これまたなんのきなしに障子紙についていた「貼り方」を読むと、
貼る際に霧吹きをしないで下さいと書いてある。

なんで?

霧吹きしないと、しわだらけになるんじゃ?
ま、いっか。
貼っちゃったし。

でもなんで?
  


Posted by +0 atelier at 15:47Comments(0)

2007年11月22日

二人目

人の体の中で、唯一勝手に動いてる筋肉があります。
なんだかわかりますか?

そうです、心臓。
これなくして人は生きられません。
自動車教習所の応急処置の授業でそう習いました(笑)。

で、心臓に限ったことではありませんが、
人の皮膚から臓器がつくれるって昨日のニュース、見ましたか?
たぶん皆さんご覧になっていると思います、「万能細胞」。

「万能細胞」から作られた、実際にピクピクと動く
心臓の組織の映像が流れていました。

ここまできましたか。

その内、自分用のスペアの臓器を家庭の冷凍庫で保管、
なんて時代がくるかもしれませんね。

たまに冷蔵庫を整理すると、
「あなたー、あなたの心臓、期限が切れちゃってるから捨てるわよー」
なんて日常会話が聞こえてきたりして。

あんまりちゃかすと怒られそうですけど、
この技術で助かる望みが出て来た患者さんがたくさんおられる、
そんなふうなこともニュースではしきりに強調されていましたね。

さて、本当にこの技術が実用化され、あらゆる臓器がつくれるとなると、
これで晴れてあなたは「唯一無二」の存在ではなくなります。
二人目の自分がつくれそうな勢いですもんね。

槇原敬之ことマッキー、困ってるだろうなぁ。

ナンバーワンでなくていい、
かといってオンリーワンでもない。

じゃあいったい、なに?

(私はわたしよ。何か?)
  


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2007年11月21日

サソリ野菜

夕飯食べました?
ちゃんとお野菜も食べてますか?

先日、久しぶりに焼き肉を食べに行きましたが、
食べられる量が格段におちて、すぐにむねやけになりました(笑)。
私、まだ若いつもりですが、そういうものでしょうか?

人が牛を食べる。
つまり、動物が動物を食べる。胸が悪くなりそうな響きですが、
これは自然界にありふれてますね。

人が野菜を食べる。
つまり、動物が植物を食べる。これもありふれています。

ではこれを逆にして、植物が動物を食べる、というと何を思い浮かべますか?
食虫植物?
いえいえ、もっと身近にありますよ。

そう、遺伝子組み換え作物。

もともと野菜にはないはずの「免疫力」を、
動物を利用して野菜の遺伝子にくっつけます。

例えば、ネズミにウィルスの抗体を作らせて、
それを野菜の細胞に入れてみたり、
バクテリアに対抗する強い野菜をつくるために、
サソリから毒素をつくる遺伝子を取出して植物に入れる、といった感じ。

これって、「植物が動物を食べてる」感じしません?

日本で認可されている遺伝子組み換え作物に、
サソリの毒が使われているかはわかりませんが(笑)、
一方で、日持ちするトマトや、害虫につよいトウモロコシがどんなに奇妙でも、
食糧危機を救う手段にもなるとか、
そんなふうなことも意見としてあるみたいです。

遺伝子組み換え作物、食べますか?食べませんか?
え?どうせ偽装表示されてるって?
かもしれませんね(笑)。
  


Posted by +0 atelier at 18:30Comments(2)

2007年11月20日

ガリレオ

ガリレオと聞いてフジテレビのドラマが浮かんだあなた、
おそらくあなたは正しい。
Google検索では本物のガリレオ・ガリレイWikipediaを抜いて
トップでした(笑)。

福山雅治と柴咲コウ主演のこのドラマ、
なんだかんだ言って私も見ているのですが(笑)、
毎回、フクヤマがひらめいてあたりかまわず計算し始めるシーンは、
あばれはっちゃくの「はっちゃけた!」的でちょっぴり恥ずかしい。
(いや、フクヤマ ファンはあれがいいのかな?)

美術にも造詣が深いという設定なのか、
フクヤマが一心不乱に彫刻を彫っているシーンがありました。

まぁそのシーンにどれほどの思想が込められていたかは知りませんが、
こんな言葉を書き留めておきましょう。

「芸術が決定論と非決定論の混合であるかぎりにおいて、
 芸術は自然界の象徴である」
(イリヤ・プリゴジン:77年度ノーベル科学賞受賞 物理化学者)

自然には「ゆらぎ」や「不安定な系」さらには「時間」も含まれている、
そんなふうなことを語られている氏は、
ニュートン運動方程式の時間(t)にーtを入れても成立することに疑問を感じます。
だって、時間はあともどりできませんものね。

決定論(ニュートン運動方程式)と非決定論(不安定な系や時間)、
これらを混ぜると「自然」を象徴する「芸術」がうまれる。

なんとも素敵な言葉ですね。

ちなみにドラマの中で、
ガリレオがピサの斜塔から大小2つの球を落として実験した、
という逸話が語られていましたが、どうやら弟子の創作らしいですよ。
って、いいよね。
うんうん。

(ガリレオさん。こんな人でした。)
  


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2007年11月19日

オヴァル

「大文字の音楽というよりも、音のデザインに力を尽くしている」
(Oval(オヴァル):マーカス・ポップ)

Ovalはドイツのテクノ・ユニット。
知ってるよ、という人は書き出しで紹介した言葉の感じが納得できると思います。
乱暴に説明すると、雑音(!?)の様な音をつないで音楽にする、
といったところでしょうか(笑)。
作曲家というよりは、哲学的なデザイナーといった方がしっくりくる感じです。

今は便利ですね。
Youtubeで検索するとすぐに見つかりました。
こんな感じです。Oval: Textuell

「テクノロジーのuselessな使用」(佐々木敦)というOvalを紹介する短文で、
著者が面白いことを言ってます。

彼らの音楽を聴くことは、鑑賞するというよりも、走査するという方が近い。
いやむしろ、私たちの方がOvalの「音楽」によって走査される、
そんなふうなこと。

実際、無性に聞きたくなる時があっても、長時間聞けない。
めちゃくちゃカッコイイ音楽なのに、なぜなのかと思っていただけに、
なるほどといった感じでした。

「わたしはここ」「キミがいる」「ひとりじゃない」し「泣かないで」。
そんなJ-POPにあきてしまったあなた、
Ovalで「走査」されてみては?
  


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2007年11月18日

レトロ

ひょんなことからボールペンをいただいた。

「rotring#600 trio-pen」


ケースも取り扱い説明書も残っていて、新品同様。

このマークを上にしてノックすると、黒のボールペン。


このマークを上にするとシャープペンシル、同様に赤のボールペンも
組み込まれているすぐれもの。


そして何よりも、持ってみると重量感たっぷり。
デザインもよくて思わず記事にしてしまいました。

ネットで調べると、オール金属のこのシリーズ、
わざと荒くあつかって塗装を剥げさせて、使い込んだ感じにするとか、
そんなふうなことをしているマニアな方がおられました。

私はそんなことしませんけど(笑)。

さらにこのケース、一昔前のレトロな感じがまたいい。

ちゃんととっておこう。

長ーいおつきあいになりそうな予感。
ふふふ。

  


Posted by +0 atelier at 18:40Comments(0)

2007年11月16日

最後の庭

「世界が静止して人間がいなくなったら、
 この花を植えたのが、花なのか、鳥なのか、だれにもわからない」
(「メディウムとしての庭」伊藤俊治より、デレク・ジャーマンの言葉)

デレク・ジャーマンは、同性愛、エイズ、暴力などをテーマとする映画監督。

最後の映画として「BLUE」が有名なようですが、本当の遺作は映画ではなく、
原子力発電所に面した漁師小屋のかたわらにつくりあげた庭だそうです。

ジャーマン自身もエイズで亡くなってしまうのですが、
HIV感染が判明した1986年から8年間という長い時間をかけて庭をつくります。

原子力発電所からの放射能を蓄積した植物や、
核で汚染された荒地を丹念に手入れし、
いつくしみ、新しい花を移植し、
流木や拾い集めた廃品でオブジェを配して、
息を飲むほど美しい庭をつくりあげた、
そんなふうなことでした。

どんなことを考えていたんでしょうね。

死のまぎわ、病院から抜け出し、土や石を入れかえ、
水をまき、種をまき、安心したように病院へ帰っていったそうです。

「世界が静止して人間がいなくなったら、
 この花を植えたのが、花なのか、鳥なのか、だれにもわからない」

この言葉に込められたものが、
深い悲しみだったのか、それとも、ひとすじの光だったのか。
うまく考えがまとまりません。

  


Posted by +0 atelier at 18:30Comments(2)

2007年11月15日

猫の病院2

先日、うるめちゃんの定期検診(!?)のため動物病院へ行ってきました。

先生によるとネコは大人になるにつれて
どんどん知らない場所を怖がるようになるとのことで、
この日のうるめちゃんのおびえかたは尋常ではありませんでした。

無理やりケージから出して、ふるえるて小さくなるも、
体重を量ると3kgジャスト。

「これって太りぎみですか?」と私。
「・・・。」答えない先生。

「ギリですか?」とつめよる妻。
「ギリです。」

そう答えた先生の引きつった顔が印象的でした。

その他はいたって健康。
しかし肥満は万病のもと、気をつけなくては。
帰りの車の中では終止そんなふうなことを話しあったのでした。

(もう二度と行きたくないわ)
  


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2007年11月14日

ランチア

「動くモノなら何でもデザインします」
(AXIS vol.71より マルチェロ・ガンディーニ)

このマルチェロ・ガンディーニという方はカーデザイナー。
沢山の有名な車のデザインをされています。

動くモノと動かないモノは全然違う。
だからクルマは走る姿を考えてデザインする、
そんなふうなことでした。

「ランチア・ストラトス」って知ってます?
男の子なら知っている。
女の子はきっと知らない(!?)。
(なんだか今日は「男の子」向きの記事になりそうですね。てへ。)

そのランチア・ストラトスもこの方のデザインで、
二人のモデラーと図面もなしに、
1分の1モデルをたった3週間で仕上げたそうです。

こんな逸話を聞くとますますランチアがかっこよくなりません?

ランボルギーニ・カウンタックもこの方のデザインだそうです。

子どもの頃スーパーカー消しゴムでこの二台をよく競争させていました。
もちろん、デザイナーが同じだなんて思いもよらずにね。

(ランチア・ストラトスって、ちょっとだけカマキリ似?)
  


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2007年11月14日

うぉー!

うぉー!今、庭を横切ったイタチと目が合いました!

これまで何度となく無視されつずけていた私ですが、
ようやくその存在を認めてくれたようです。

イタチのイーちゃんはそそくさと引き返していきました(笑)。
  


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2007年11月13日

箱組み

印刷の世界で「箱組み」という言葉があるんですか?

「原稿用紙はいいな最初から箱組みで、
  活版はいいな箱組みしかできなくて」

これはグラフィックデザイナーの松本弦人氏が短いコラムで語ったものですが、
氏はこの箱組みに魅せられている一人のようでした。

皆さんご存知の通り、その昔、文字印刷の中心は活版印刷でした。
文字の一つ一つが別々の活字でできており、文字を差し換えたり、
印刷が終わった後にバラバラにもどし新たに別の版を組むことができるというもの。

今では不自由とすら見られてしまうこの技術にこそ、
「字組み」「箱組み」の魅力があったようですね。

活版印刷はすっかり減ってしまって今はオフセット印刷。
調べてみると、それでも精度の高い印刷物が必要な分野では
活版印刷は生きているとか、そんなふうなことでした。

でも一体「箱組み」の魅力ってどんなものなんですか?
みどころというか、萌え要素(?!笑)を知りたい!

消えてゆく技術とともに、消えていく美学。
ちょっとかっこよさそうな感じがしません?
  


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2007年11月12日

食糧権?

♪えじゃないか、えじゃないか、えーじゃないかー
 いせーのー、めいぶーつー、赤福餅はえじゃないかー♪

とCMで歌っていた赤福餅はぜんぜんえーことなかったわけですが、
食品関係でウソついてたって話が絶えませんね。

こないだNHKでは、コンビニ弁当などの期限切れの食品を
ぶたのエサにするという技術まで紹介されていました。

その場合、ぶたは大量の添加物を食べることになるけどいいのかなぁと、
素朴にそんなふうなことを思ったわけですが、
そんな中、「食糧権」という聞き慣れない言葉を知りました。
(え?知らんの私だけ?)

「食糧権とは、すべての人間が健康で活動的な生活をするために、
 量と栄養が十分で、文化的にも問題のない食べ物をきちんと手にできる権利である」
「人権としての食糧権の確立をめざして」ル・モンド・ディプロマティーク)

記事によれば、世界で十分な食糧を得られていない8億5400万人のうち、
900万人が先進国、2500万が移行国、8億2000万人が開発途上国にいるそうです。

こう聞くと、「食糧自給率40%の日本がせっせと豚のエサをつくる」ってのは、
なんだか矛盾を感じますね。

でも一方で、それはそれで豚用穀物の輸入を減らせるそうですから、いいじゃない、
という考え方もあります。

でもねぇ、なんかどっちも違うような・・・。
  


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2007年11月09日

小さいお店

昨日は私がこの世界に入ってからずっと、
お世話になりっぱなしの大先輩に飲みに連れて行ってもらいました。

先輩の同級生がされているという居酒屋で飲んで、
2軒目に入ったお店がなんとも不思議。

高架下の小さなスナックなのですが、
その小ささにはハンパないものがありました。

約三畳ほど。
天井の高さが2.2mほど。(だいたい洗面所くらい)
そこにL型のカウンターがあって、中にママさんが一人、立っています。
クロスがまた、ワインレッドのコールテン生地で、なんとも歴史を感じさせる。

入った瞬間「おーっ」と感動のため息。
その異様に小さく、閉鎖された空間にいると、
まさに異次元にいるようで、ママさんが突然宇宙人になって
「実はあなた達はもう地球には帰れません」
とかいわれても納得できるんじゃないのか、そんなふうなことを思いました。

それをそのまま言おうか迷ったのですが、
ホントに連れ去られそうなのでやめました。

これほどまでに外の世界を切り離す空間が「極小」であることに、
すぐ1畳台目のお茶室を思い浮かべてしまいました。

え?スナックとお茶室をいっしょにするなって?
たしかに。
失礼いたしました(笑)。

  


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2007年11月08日

単純・複雑

コンピューターの誕生日っていつ?

いや、機械なんだから誕生日ってのは変ですね。
やっぱり人や動物にこそ誕生日には意味がある。
ということは「人のような」コンピューターが出て来たら、
やはり誕生日を与えるのでしょうか?

「2001年宇宙の旅」に出てくる「人のような」コンピューター「HAL(ハル)」には
誕生日があるの知ってます?。

1997年1月12日。

人並みの扱いされてますね(笑)。
質問攻めにして人か機械かを判定する「チューリング・テスト」をクリアしたとされる
この架空のコンピューター。
「人並み」なんですからよっぽど複雑な構造なんでしょうね。

しかし久保田晃弘氏(多摩美術大学教授)はいいます。

「テクノロジーが進化することは、複雑になることとは違う」

対処的にデザインを重ねるのではなく、単純化の中からこそ本質的な進化がある、
そんなふうなことでした。

なるほど。
でもシンプルなテクノロジーの進化は、社会をより複雑にしそうですね。
だって、誕生日を与えられた機械と人の関係ってどうよ?

(板塀と影)
  


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2007年11月07日

美の位置

「美は西洋にとっては一部分、東洋にとってはすべて。」
              (アンドレア・ブランツィ)

ドムスアカデミーの創立メンバーである氏の言葉ですが、
芸術といえばやはり「西洋」というイメージがあるので(私だけ?)、
え?逆じゃないのって思いません?

でもその訳を聞くとなるほど納得。

西洋では、まず、倫理とか道徳という大きな世界があって、
その世界観の一部分に美という概念がある。
ところが東洋では、美という大きな世界観の中に倫理や道徳がある、
そんなふうなことでした。

まったく逆なんですね。

日本では生き方や道徳にも美を求める。
この言葉にあまり違和感がないように、
日本において美という概念がいかに大きくて、
いかに多くのものを抱え込んでいるかがわかる気がしません?

オスカー・ワイルドいわく、

「日本は日本人という芸術家によってつくられた国だ」

だそうです。
まぁそういうことになりますけど、なんだかちょっと・・・ね。(笑)

(漆喰の壁と影)
  


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2007年11月06日

ナンセンス

「人生はナンセンスだと思います。
 (略)楽しむとか満足するということにも限界があるのだと考えないと、
           際限なく広がって、本当のナンセンスになってしまう」
                       (エットレ・ソットサス 建築家)

日本で流行(?)の軽い屋根のデザインや「透明」「浮遊感」といったモチーフに対し、
この建築家はマッシブというか「重量感」のあるデザインをされます。

インタヴューの中で
「消費文化の片棒をかつぐ工業デザインはやめました」
と語る氏はデザインをプレゼントに例えます。

恋人にお花をプレゼントするにしても、どういう花にするのか、
大きいのか小さいのか、何色なのか、いろんな選択肢がある。
デザインも、ひとつのものをつくるとき必ずそういうことがでてくる。
でもそれが消費文化の落とし穴。
選択肢と欲望が結びついてモノがつくられる、
そんなことはいつまでも続けられないだろう、
そんなふうなことでした。

うかつにも選択肢に自分を投影させてしまうと、
自分自身を消費することになる。

こんな考え方を私は社会学の話の中で知りましたが、
もちろんデザインについても同じなのだと、
この97年のインタヴューを読み返し、あらためて納得してしまいました。

(うるめちゃんの手(足?)・・・いい加減まともな写真にしないと・・・。)



  


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