京つう

住まい・建築  |右京区

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2007年07月08日

ソコメジ

「底目地(ソコメジ)」とは建物を作るときの仕上がり形式のひとつです。

といわれてもよくわからないでしょうね。
要は「目地」なのですが、例えば、壁に板を打ち付けていくとき、
板同士をぴったりとくっつけるのではなく、
わざと3〜5ミリの隙間をあける。

また、壁とドア枠や、天井パネルのパネル同士など、とにかく何か2つのものが
ぶつかって、それを隠せない(隠さない)時の「おさまり」の一つです。

「どんなに平らな物や、どんなにまっすぐな物でも2つをくっつけると
どうしても目違いや、ほんのわずかでも段差が出来てしまう」から、
それだったらわざとほんの少しだけ隙間をつくってしまおう、という訳です。

まぁ、独特の「美意識」なのかも知れませんが、
私が新卒でこの業界に入ったころ、先輩に教えていただきました。

その時のこと。
これは物と物の話じゃなくて、人と人の話じゃないのかって、
そんなふうなことを考えてしまったのを覚えています。

「ソコメジ」の写真をと思いましたがそんなの見てもねえ。ソコメジ



Posted by +0 atelier at 20:39│Comments(0)
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