2007年09月13日
ポスター
“A RELAXED MAN IS NOT NECESSARILY A BETTER MAN”
(ざっくばらんな人が必ずしもより良い人であるとは限らない)
ジェニー・ホルツァーの作品「自明の理(Truisms)」の中にあるセンテンスです。
1970年代の後半、こんな感じのセンテンス約80を一枚のポスターにして、
マンハッタンの各所に貼り出したそうです。
道行く人はどんな風にその作品を観たのでしょうか?
たまに日本で見かけるのが「世界が平和でありますように」というプレート。
広告かなと思って何気に見ると「なんでここにこんなものが?」と
不思議な感じになります。
まぁあれとはまったく比べられないのですが(笑)、
このジェニー・ホルツァーという人、テキストを使ったアーティストなんですね。
広告や落書きに混じって、ポスターや電光掲示板として作品を出し、
ゆえにその「場所」も作品の構成要素になると言われてます。
本人はこの作品を
「私は人々に、どこからその言葉が来たのか不思議に思ってもらいたかった」
とか、そんなふうなことも語っているそうです。
(「表象」01「ジェニー・ホルツァーの80年代」より)
この逸話が出ていた論文の主旨からいくと、
こんな風に「センテンスだけ」を紹介する事自体、非難されそうですけど、
論文のサブタイトルは「作品/空間の変容」。
作品が出現した場所(空間)もさることながら、作品が「作り出した」空間が
あったことがわかります。
作品一つで空間をつくるアーティスト。
じゃあ「建築は?」って?
“FAKE OR REAL INDIFFERENCE IS A POWERFUL PERSONAL WEAPON”
(無関心のふりあるいは本当の無関心は個人にとって強力な武器である)
なんちゃって。
負けてませんよ、「建築」だって。
(上記2つの英文の訳は先の論文の孫引きです)
(ざっくばらんな人が必ずしもより良い人であるとは限らない)
ジェニー・ホルツァーの作品「自明の理(Truisms)」の中にあるセンテンスです。
1970年代の後半、こんな感じのセンテンス約80を一枚のポスターにして、
マンハッタンの各所に貼り出したそうです。
道行く人はどんな風にその作品を観たのでしょうか?
たまに日本で見かけるのが「世界が平和でありますように」というプレート。
広告かなと思って何気に見ると「なんでここにこんなものが?」と
不思議な感じになります。
まぁあれとはまったく比べられないのですが(笑)、
このジェニー・ホルツァーという人、テキストを使ったアーティストなんですね。
広告や落書きに混じって、ポスターや電光掲示板として作品を出し、
ゆえにその「場所」も作品の構成要素になると言われてます。
本人はこの作品を
「私は人々に、どこからその言葉が来たのか不思議に思ってもらいたかった」
とか、そんなふうなことも語っているそうです。
(「表象」01「ジェニー・ホルツァーの80年代」より)
この逸話が出ていた論文の主旨からいくと、
こんな風に「センテンスだけ」を紹介する事自体、非難されそうですけど、
論文のサブタイトルは「作品/空間の変容」。
作品が出現した場所(空間)もさることながら、作品が「作り出した」空間が
あったことがわかります。
作品一つで空間をつくるアーティスト。
じゃあ「建築は?」って?
“FAKE OR REAL INDIFFERENCE IS A POWERFUL PERSONAL WEAPON”
(無関心のふりあるいは本当の無関心は個人にとって強力な武器である)
なんちゃって。
負けてませんよ、「建築」だって。
(上記2つの英文の訳は先の論文の孫引きです)
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