京つう

住まい・建築  |右京区

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2007年09月18日

円形の舞台

振付家マース・カニングハムは
「宇宙においては一つの固定された点というものはない」
というアインシュタインの言葉を知って、それをダンスに取り入れたといいます。

岡崎乾二郎によるマース・カニングハムへのインタビューの中で語られているのですが、
「オーシャン」という作品にはそういった考えが一貫して使われているといいます。

カントが、左と右の差異こそが空間が主体的かつ先験的な形式であることを
証しているとするのに対し、逆にマース・カニングハムは、
一つの固定された点を要請してしまわないように、
ダンサーには「左右の区別はない」と語っていたとか、
そんなふうなことが岡崎乾二郎による短い補足文章で語られていました。

円形の舞台で、あらゆるところから見られることを想定した、
固定された軸のない、緻密な振り付けによるこの作品、
どんなものか観てみたいと思いませんか?

1998年、新潟市民芸術文化会館で行われた様ですけど、観た人います?

インタビューでは、
「まだ「悪い席だった」なんてお客さんが文句を言う声を聞いていない」
なんて素敵なコメントもありました(笑)。

(白川の流れ)
円形の舞台



Posted by +0 atelier at 18:30│Comments(0)
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