発明事故

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2007年08月09日 18:30

「新しい技術が生まれる度に、新しい事故が生まれる。」

そんなふうなことを言ったのは誰でしたっけ?
ちゃんと書こうと家の本を探しましたけど出てこなかったので
うろ覚えのまま書いてしまいました。

どういうことかと言いますと、
車が発明され、それまでなかった悲惨な「交通事故」が生まれた。
飛行機が発明され、「墜落事故」が生まれた。

なるほど。何でもあてはまりそうですね。

パソコンが発明され、大量の情報が消える事故が生まれた。

昔は何でも紙に書いて、何かしら残ってたもんですけど、今はパッと消えますね。

外科手術の技術が進歩する一方で、「医療事故」が生まれた。

祈るしか出来なかった頃と比べれば平均寿命は比較にならないわけですけど、
たしかに「医療事故」なんてない時代があったということですね。

もう少し込み入った例えを探してみましょうか。

原子力をエネルギーにかえる技術が発明され、放射能が「漏れる」という事故が生まれた。

ミサイルや爆弾が降ってこないかぎり考えることのなかったことが、
今や身近な「事故」ですね。

精密誘導爆弾が発明され、「誤爆」が生まれた。

この辺になるとなんだかよくわからなくなりますね。
ニュースで「誤爆」なんて聞くと、一瞬「しょうがないなぁ」なんて
ムードになりますけど、いやいや、そこはしっかりしないとねぇ。

事故ではすみません。

なんでも発明して、なんでも使うことには賛成(あ、反対したいのもある!)しますけど、
同じ数だけ思いもよらない「事故」が生まれるなんて聞くとちょっと怖いですね。

最後にもう一つ。

選挙で代表を選ぶという発明がされ、「続投」が生まれた。

これって事故ですか?なんてね。

(あ、冗談ですよ、冗談。意味はないので軽ーく笑って、ね。)