最後の一歩
「月面着陸は宇宙征服の最初の一歩ではなく、最後の一歩だった。」
(ノーマン・スピンラッド:SF作家)
なんとも可笑しいやら、悲しいやら、複雑なお言葉ですね。
「SF作家」ってのがまた、なんとも・・・。
この人によると、昔、こんなプロジェクトがあったそうです。
世界中のSF作家が集まって、あるひとつの未来像を設定する。
その上で、各作家はそれぞれ、その未来像に添う形で小説を書き、
その未来像を現実なものにしてしまうとか、そんなふうなことです。
夢のあるような、ないような、不思議なプロジェクトですが
結局ダメだったんでしょうね。
残念。
2007年になっても、映画に出てくる様な巨大な宇宙ステーションはないですし、
「最後の一歩」なんていいたくなるのもちょっぴりわかります。
子どものころは2000年なんていうと、「鉄腕アトム」のような世界がやってくる
と思ってました。結構本気で。
今の子はあまりそんなこと思わない様なイメージがありますがどうなんでしょうか?
イメージだけかな?
未来像を描かない、これこそ「最後の一歩」かも。
なんてね。
(こうして見ると以外と宇宙船っぽい建物?高知県立坂本龍馬記念館でした)