素朴?

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2007年09月03日 18:30

「大学入試の国際比較データによると、歴史で年号を聞くのは日本だけ。
 教育ヒステリーといわれる韓国ですら、そんな入試問題はない。
 先進国標準では「日米開戦は回避できたか否か、両論比較の上で判断せよ」という問題」
そんなふうなことが先日読んだ本に出ていました。
(幸福論 共生の不可能と不可避について:NHKブックス)

今の偏差値教育のおかしなところといった感じで紹介されているところを
むりやりひっぱりだしたので、この本の全体の主旨とは少しズレますが、
こうハッキリいわれると、なんともつらいですね。

「幸せな社会は不可能か?」とオビに書かれたこの本。
読むと、なんとも過激(?)な内容だなぁと感じましたが、
これから重要になるものとして、こんな事も書かれていました。

「視点」「視野」「視座」の三つ。
視点とは、どこを見るか。
視野とは、どれだけ広く見るか。
視座とは、どこから見るか。

そして大切なのは「視座」。
その社会がどれだけ異なる「視座」を獲得できているか。
そんな意見も出ていました。

じゃあ、その視座に立つのがどうしておまえなんだ、といった議論も
出てくるらしいのですが、そこはちょっと置いておいて、
素朴にわかるような気がしません?

(バリのプライベートビーチにて。)