HERO
映画「HERO」のPRが激しくなってますね。
キムタク演じるイケメン検事と、松たか子演じるメガネ萌え事務官の最強タッグ。
出来過ぎで私には関係ないわなんて言ってるあなた。
いえいえ、2年後にはあなたにも法廷で出会えるチャンスが来るかもよ?
そうです。2年後に導入される「裁判員制度」。
「くじ」で選ばれた一般の人が裁判官と一緒に審理するって、あれです。
選ばれる確率は「一生で1回あるかないか」ぐらいだそうですから、
一応「出会い」のチャンスは出来た訳です(笑)。
でもね、最近になってその「くじ」が純粋に「くじ」じゃないってことが
わかってきました。
くじによって選ばれた人に質問をして、その答えによっては「外される」という、
とんでもないことがされる可能性があるという、そんなふうなことです。
例えば、被告人を死刑にしたい検察側は、
「あなたは死刑制度に反対ですか?」といった質問をして、
「反対です」
なんて言っちゃうと、検察側には不利ですから、はじかれるわけです。
怖いですねー。
というか、「公正」であるべき裁判が、
「ある一定の考えをもってる人」しか参加できないなんて、
どう考えてもおかしいですよね。
「ウソついちゃえば?」はい、私も考えました。
でもバレると「刑罰」がくだされるとのこと。
またまた怖い。
他にもたくさん問題があるみたいですよ。
ちなみに法廷に真実はありません(?!)。
あそこはあくまでその犯罪が「立証」されているかどうかを審議するところ。
被害者が泣こうとも、被告人が泣こうとも、キムタクに見つめられようとも、
はたまた、松たか子にウインクされようとも、感情に流されませんように。
「推定無罪」をお忘れなく。