GUI

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2007年10月12日 18:30

マウスでアイコンをクリック。
このブログをみている方は、そんな動作を今さら意識しませんよね。

いわゆる“GUI”(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)。
パソコンに命令する動作を直感的に出来るように、
人とコンピューターをつなぐ仕掛け。
昔はパソコン=オタクでしたが、
このおかげで誰にでも(?)パソコンが身近なものになりました。

人とパソコンという全く別の世界を「つなぐ」インターフェース研究の世界では、
この「マウスでアイコンをクリック」ですら、
人を機械に合わせた動作だといいます。
そこでは、もっと「自然な」「人らしい」動作で、
コンピューターによる支援を受けられるようにする研究が進められています。

Tシャツ自体が特殊な線で編まれていて、
つねに着ている人の心拍、体温、歩行スピードなどをデジタルデータとして活用する、
なんて話も聞きますね。

一方医学会では、外科手術によって、切断された人の神経と脳を直接電極でつなぎ、
腕が動くようになるなんてことがすでに成功しています。
その人の頭部のレントゲン写真を見ると、
本当に頭の中に電線のようなものが写っているから驚きです。

これらがいつかは融合して、
なんだか想像もつかない世界が来るのかなぁなんて、
そんなふうなことを思うのですが、ユビキタスなんて考え方も、
これに一役かいそうですね。

Ubiquitous(ユビキタス):ラテン語で「いつでも、どこでも」の意。

問題は、「いつでも、どこでも」の後に来る言葉ですね。
いつでも、どこでも「監視」になったりして。