Mターク

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2008年03月25日 15:34

凪(なぎ)となり、真空状態でようやく一息。
久しぶりにのんびりとル・モンド電子版をみていると
おもしろい記事がありました。

皆さん、「Mターク」って知ってます?
私は初めて知りました(笑)。なんだか有名みたい。

「Mターク」は通称で、正しくは「アマゾン・メカニカル・ターク」。
アマゾンは皆さんご存知の、ネット通販のアマゾン。

「Mターク」サイトでは高性能コンピューターがむしろ苦手な作業、
例えば、写真に写っているものを判別したり、「シアトルにあるアイリッシュパブのベスト3は?」
といった、ある意味子どもでもできるような仕事が紹介されています。

報酬はどれもたったの数セント。
それでもネット上では人材に事欠かないそうです。

究極のアウトソーシング?(笑)
いえいえ応用範囲を考えるとなんだか笑っていられませんね。

この記事を書いたピエール・ラジュリの面白いところはここから。

氏はこれを1769年に登場した最新鋭の
チェスマシン「機械仕掛けのトルコ人」に例えます。
この人形型の自動機械はヨーロッパを巡回し、
人間とチェスをして、ことごとく勝利をおさめます。

「人工知能」の幕開け?

いえいえ、実はこの人形、インチキでした。
中に人が入っていたのです(笑)。

「人工知能」ならぬ「人間知能」。
ね、「Mターク」みたいでしょ(笑)。

そして、最後にこう締めくくっています。

「結局、人間は数あるプロセッサのひとつなのだ。
 そして、意外なことに、これが一番コストがかからないものなのかもしれない。」

だそうです。
ではでは。


このル・モンドの記事はこちらから。
またぼちぼちとやろう。