マテ茶で?
問題。
「牛乳よりもカルシウムを多く含み、
ホウレン草より鉄分が多く、
魚と同じくらいリンを含む植物」ってなーんだ?
正解は「コカ」。
そうです、コカインのコカです。
(ル・モンド電子版
「コカの国際政治」ジョアンナ・レヴィより)
上記の記事では、
国連の委員会がコカの葉の生産と消費を禁止するよう、
ボリビアとペルーに厳命して、
両国はこれに猛反対いったところから書かれていました。
コカインは麻薬ですからもちろんダメですけど、
コカの葉のお茶はボリビアやペルーでは日常的に飲まれていて、
いわば伝統的な文化だそうです。
いわゆるマテ茶だそうで、コカのマテ茶は
「マテ・デ・コカ」だそうです(笑)。
麻薬コカインの最大消費国アメリカにしてみれば
この国連の厳命はもっともかもしれませんが、
ボリビアやペルーが「伝統」っていうならそれもまた
理由になっちゃいますね。
コカの葉からとれる成分は医療用として局部麻酔にも
使えるそうですから、ここはひとつ、
逆にアメリカがコカの葉をたくさん買い取って医療用に活用すれば?
なーんてことをとっさに思いましたが、
今はわざわざコカの葉から麻酔成分を作らなくても
ちゃんと合成できるそうですからダメみたいです(笑)。
いや、笑い事にしてはいけませんね。
自分の国を守るために、よその国の文化を壊してよいものか?
いかん。こんなことを考えるとまた頭がグルグル廻ります。
ちなみにコカといえばもうひとつ「コカ・コーラ」。
1906年までは今のカフェインのかわりに微量のコカインが
入れられていたとか、そんなふうなことでした。
(ホント?こわ。)