ヒト ニ ツイテ

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2008年07月09日 18:30

すばらしい絵本はシンプルで直球。
といってもそこには想像の余白が広大にひろがっていて、
決して「子どものため」の視点からは生まれない。

これはそんな絵本だと思います。

「ヒト ニ ツイテ」(作:五味太郎 架空社)

以前このブログで絵本「トリゴラス」を紹介しましたが(その記事はこちら)、
私としてはそれとほぼ互角でお気に入りです(笑)。

先日、なんの話からそうなったのか、数年ぶりにこの「ヒト ニ ツイテ」を読み返しました。

変わってなかった。
そんなふうなことを思いつつ、でもあたりまえか(笑)。

たんたんとありのままのヒトについて描かれています。
それだけなのに何度読んでもキューっとしめつけられて、でも解放されます。

そのあと私は必ずボーっと考え事をしてしまいます(笑)。

この感覚、なんと言えばいいのか。
持ってる人、読んだ事ある人、いませんか?

知らないよ,というあなた、是非一度。

(photo by うるめもどき)