2007年07月21日
精霊流し

古い写真が出てきた。これです。
もう随分と前ですが、あるじを失った祖母の家を、老朽化で取り壊す前に撮ったものです。
どうしてこの写真を撮ったのか、うまく説明できませんが、
どこか思い出となった祖父と祖母の生活のにおいを感じたのかもしれません。
伊勢神宮は20年に一回、建替えられる。
これを天皇制の受け継がれ方と似ているとする本がありました。
天皇の肉体は、天皇霊の依代(よりしろ)であるとされ、
儀式によって、代々受け継がれることと似ている、
たしかそんなふうなことでした。(「始源のもどき」鹿島出版会)
私自身、天皇には興味がありませんが、
形がかわっても、まだそこには、かわらない「何か」があるという感覚は
なんとなくわかる。
けれどその「何か」は実は私の中にあるだけかもしれない。
この写真の板の向こうで、おじいちゃんが精霊流しの船の作り方を教えてくれたことを
思い出した。
Posted by +0 atelier at 18:30│Comments(0)