2007年08月22日
古い時計
子どもの頃、お盆はよく母方の祖母の家に遊びに行きました。
今でも家より田んぼの方が若干多いところです。
今なら「のどかでいいなぁ」なんて思えるのですが、
子どもにはとにかく暇ですることがない。
小さなお堂があるのですが、その縁側に座ってボーとする。
出来事としては、セスナ機が飛んで来て、スーパーの安売りを
宣伝しながらゆっくり飛んでいくぐらい。
あまりに時間がゆっくりなのでテレビを付けるが、チャンネルが3つしかなくてすぐに消す。
また縁側に座ってボーとする。
今年は祖母の家を建て替えたこともあり、何年かぶりに数日をその新しい家で過ごしました。
時間の流れ方はまったく変わっていませんでした。
まったく新しい家なのですが、むしろなつかしい感じがする。
気が付くと、祖母の頃から使われてきた古い時計の音だけがする。
これか。と納得した。
そのロシア製の時計は、家が変わろうとも、近くに大きな道路が出来ようとも、
あの頃とかわらない音で時間を見つめている。
子どもの頃の、あのどうしていいかわからない時間が、その音の中に
宿っているような、そんなふうなことを思った夏休みでした。
(気が付くと少し遅れぎみ。この時計のプライドだったりして。)

今でも家より田んぼの方が若干多いところです。
今なら「のどかでいいなぁ」なんて思えるのですが、
子どもにはとにかく暇ですることがない。
小さなお堂があるのですが、その縁側に座ってボーとする。
出来事としては、セスナ機が飛んで来て、スーパーの安売りを
宣伝しながらゆっくり飛んでいくぐらい。
あまりに時間がゆっくりなのでテレビを付けるが、チャンネルが3つしかなくてすぐに消す。
また縁側に座ってボーとする。
今年は祖母の家を建て替えたこともあり、何年かぶりに数日をその新しい家で過ごしました。
時間の流れ方はまったく変わっていませんでした。
まったく新しい家なのですが、むしろなつかしい感じがする。
気が付くと、祖母の頃から使われてきた古い時計の音だけがする。
これか。と納得した。
そのロシア製の時計は、家が変わろうとも、近くに大きな道路が出来ようとも、
あの頃とかわらない音で時間を見つめている。
子どもの頃の、あのどうしていいかわからない時間が、その音の中に
宿っているような、そんなふうなことを思った夏休みでした。
(気が付くと少し遅れぎみ。この時計のプライドだったりして。)
Posted by +0 atelier at 18:30│Comments(0)