2008年04月10日
淀み
数年ぶりに会う友人に声をかける。
「お変わりありませんね。」
けれどその人は、細胞レベルではすっかり新しい細胞と
入れ替わっているそうです。
友人に限らず、あなたも私も。
例えば、人は脂肪を体に蓄えていますが、余分な脂肪を取り入れた時、
今は足りているからとその新しい脂肪を捨てるのではなく、
古いのと交換して入れ替えるそうです。
そしてこれは脂肪に限らず、脳細胞を構成するDNAの原子でさえも
部分的な分解と修復がなされ、交換されているそうです。
(「生物と無生物のあいだ」講談社現代新書より)
一年後のあなたは一年前のあなたではない(笑)。
「私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている
分子のゆるい「淀み」でしかない。」
人は流れる原子の川の淀みであり、そしてこの流れこそが
「生きている」ことであると、そんなふうなことでした。
それにしても、自分の頭の細胞くらいはうまれてから不変のものだと
勝手に思っていませんでした(笑)?
私だけ?
思想・哲学ならまだしも、科学でさえ固定した不変の私を確定できないなんて、
なんだかちょっと困りますねぇ(笑)。
(きっと猫も・・・。)

「お変わりありませんね。」
けれどその人は、細胞レベルではすっかり新しい細胞と
入れ替わっているそうです。
友人に限らず、あなたも私も。
例えば、人は脂肪を体に蓄えていますが、余分な脂肪を取り入れた時、
今は足りているからとその新しい脂肪を捨てるのではなく、
古いのと交換して入れ替えるそうです。
そしてこれは脂肪に限らず、脳細胞を構成するDNAの原子でさえも
部分的な分解と修復がなされ、交換されているそうです。
(「生物と無生物のあいだ」講談社現代新書より)
一年後のあなたは一年前のあなたではない(笑)。
「私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている
分子のゆるい「淀み」でしかない。」
人は流れる原子の川の淀みであり、そしてこの流れこそが
「生きている」ことであると、そんなふうなことでした。
それにしても、自分の頭の細胞くらいはうまれてから不変のものだと
勝手に思っていませんでした(笑)?
私だけ?
思想・哲学ならまだしも、科学でさえ固定した不変の私を確定できないなんて、
なんだかちょっと困りますねぇ(笑)。
(きっと猫も・・・。)
Posted by +0 atelier at 18:30│Comments(2)
この記事へのコメント
>人は流れる原子の川の淀みであり、そしてこの流れこそが「生きている」ことである
いいですね、コレ。
私という”個”など無い、それを当たり前と受け入れられるか否かは、その人の生き様で違ってくるのかも知れませんね。
私などは昨日言ってた事と今日言ってる事が違う”えーかげん人間”なので、割とすんなり受け入れてしまいます。
・・・マズイですね・・・、それはそれで。
いいですね、コレ。
私という”個”など無い、それを当たり前と受け入れられるか否かは、その人の生き様で違ってくるのかも知れませんね。
私などは昨日言ってた事と今日言ってる事が違う”えーかげん人間”なので、割とすんなり受け入れてしまいます。
・・・マズイですね・・・、それはそれで。
Posted by のり at 2008年04月13日 17:52
いやいや、いいかも(笑)。
「個」なんて無いとわかって気がおかしくなるよりは
その上でなんだか一生懸命がんばるって意外と
できないもんですよ。
ってなんだか悟った風なことを書いてしまいました(笑)。
先日友人が、人生あと半分の歳になったなぁなんて言ったのを
聞いてちょっとドキッとしましたが、たしかに生き様で
違ってくるのかもしれませんね。
ではでは。
「個」なんて無いとわかって気がおかしくなるよりは
その上でなんだか一生懸命がんばるって意外と
できないもんですよ。
ってなんだか悟った風なことを書いてしまいました(笑)。
先日友人が、人生あと半分の歳になったなぁなんて言ったのを
聞いてちょっとドキッとしましたが、たしかに生き様で
違ってくるのかもしれませんね。
ではでは。
Posted by +0 atelier at 2008年04月13日 21:13